かれこれ5年ほど前、カナダ・
オンタリオ州にあるナイアガラ・フォールズという田舎町に約1年住んでいました。
世界三代瀑布の1つである、
ナイアガラの滝から徒歩15分くらいのところに家があったので、静かな夜は枕元まで滝の轟音が聞こえてきたのも今では懐かしい思い出です。散歩がてら何十回と滝を見てきたけれど、毎回違う表情を見せてくれる大自然の迫力にはいつも圧倒されていました。
あの頃は、家で作ったサンドウィッチを持って、滝の周りに広がる緑いっぱいの公園で一日中読書をしたり、寄ってくるリスと戯れたり、スケッチしたり、昼寝したり、そんな時間が当たり前だったけれど、愛しくて、5年経った今でも東京の空の下、ふとあの頃の豊かな時間を思い出してしまいます。
「豊かさ」の価値観が大きく変わったのは、このカナダで過ごした日々があったからだと思います。
「本当の豊かさって何だろう」と真剣に考えたのもこの頃です。
マイナスイオンと緑に溢れ、あんなに気持ちの良い公園には実際なかなかお目にかかれません。。
日本の庭園や、NYのセントラルパークも大好きだけど、カナダのあの素朴で美しい公園も温かみがあって好きでした。
そんな素敵な公園の写真が1枚も残っていないのが残念~><
(↑一体何しにカナダに行ってたの!?とあの頃の私につっこみを入れたい!)
ナイアガラの滝は、滝を真上から見たり(流れに飲み込まれそうで酔う)、船で滝つぼの近くまで行って水しぶきを豪快に浴びたり(息ができない。しかし何故か周りの外国人観光客は派手に大喜び)、滝の裏側へ行ったり(行く必要はない)と様々なアトラクションが用意されていますが、結局は少し離れたところからのんびり眺めるのが一番美しい(笑)
しかし、せっかくだからとそんな無謀とも思えるアトラクションに高いお金を払って参加してしまうところが万国共通の「観光客」。。
左の写真は、観光客でもないのに「
滝を真下から眺めるアドベンチャーツアー」にうっかり参加してしまった時のもの。
支給された黄色いカッパをしっかり着用しているにも関わらず、ツアーが終わる頃には頭のてっぺんから足の先までなぜかビショ濡れ。
息が出来ないし、カッパは飛ばされそうだし、前は全然見えないし・・・、「??????」マークでいっぱいのツアーでしたが、このあと滝の下で、一緒に参加した仲間と撮った写真は私の顔が不機嫌すぎて公開できません。
「ナイアガラの滝」アトラクション参考ページ
http://www.niagaraparks.com/
http://www.ontariotravel.jp/guide/asobu.html