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北斎と小布施 (おぶせ)

長野県小布施町。
しっとりと落ち着いた大人の町といった風情。

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私は当日まで小布施に立ち寄ることを知らされていなかった。
何より小布施に一度は訪れてみたいと思っていたことを誰にも話していなかった。

だからとても驚いたけど、この町に連れてきてもらうことが出来て本当に嬉しい。

だって、ここは・・・、

北斎と小布施 (おぶせ)_f0038727_20342798.jpg

葛飾北斎が80歳を超えてから4度も訪れているという(江戸から徒歩で!?)特別な場所。

北斎が江戸で知り合った小布施出身の豪商、高井鴻山の元で援助を受けながら、
晩年この地で何点もの素晴らしい肉筆画を生み出している。

鴻山は北斎のことを「先生」と呼び、北斎は鴻山のことを「旦那様」と呼んでいたそう。
北斎が「旦那様」と宛てた手紙や、晩年力を注いだ偉大な作品、鴻山の邸宅も残されていて、
小布施はかつて江戸の町があった東京よりも生々しく北斎を感じられる町だった。

念願の北斎館も訪れることが出来て大感激。

北斎と小布施 (おぶせ)_f0038727_21371981.jpg

「富士越龍」は北斎の絶筆、又は絶筆に限りなく近い作品と言われている。
昇天する龍にこの時90歳であった北斎は自身の姿を重ね合わせたのだろうか。

龍は春分の日に昇天し、秋分の日に降天するという。
この作品が本当に絶筆だとすると、生きることに最後までこだわった北斎らしい絵で心打たれる。

本物の「富士越龍」を目の前にすると、大げさではなくその場から動けなくなる(観るのは二度目)。
何というか、もの凄い迫力。魂がこもっているという感じ。衝撃を受ける。

そして・・・、
小布施といえば北斎の他にも栗が有名!蕎麦だって食べずには帰れない!

北斎と小布施 (おぶせ)_f0038727_2224210.jpg

朝日屋の天ぷら蕎麦と小布施堂の栗アイスを堪能。
栗のソフトクリームや落雁も食べたけど小布施の雰囲気と相まってどれも上品で美味しかった。

いつも思うのだけど、「行きたい!行きたい!」と強く思っていた場所にはいつか行けるものだ。
この広い世界の中で「行きたい!」と思う場所とはきっと何かしら縁があるからなのだと思う。


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by gara_romance | 2009-07-18 23:36 | 日本
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