石垣島旅行記 ~ ヌチグスイ ~

寒い東京を抜け出し、石垣島へ旅に出た。
島はすっかり夏だった。

私はそれぞれの旅には必ずそれぞれの意味があると思っている。

今回の旅のテーマは「ヌチグスイ」だった。
意味は最後に説明するとして、写真と共に旅を振り返る。

ヌチグスイ① ~ 石垣島の風景 ~

川平湾。

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東京では怖くて運転なんてできないけれど、島ではみんなノンビリ、ゆったり。
だからドライブで島一周するだけで良い気持ち。

石垣島最北端、平久保崎。
360℃のパノラマ風景。

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玉取崎展望台からの眺め。
石垣島の東側の海が一望できる。

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そしてどうしても陽が沈む前に訪れたかった御神崎。
そう、ここは夕日スポット。

この絶景が見たかったのだ。

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息を飲むような美しい夕暮れ。

東京では毎日いつの間にか日が暮れてしまっていることの方が多い。
輝く夕日を見たのはいつ以来だろうか・・・。


ヌチグスイ② ~ 竹富島の風景 ~

石垣島からフェリーに揺られ15分。
竹富島に到着するとそこはもう別世界。

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聴こえてくるのは風に揺られ草木がそよぐ音、そして水牛車から聴こえてくる三線の音色のみ。
静かで穏やかな時間が流れる。


ヌチグスイ③  ~ 海 ~

竹富島で自転車を借りて海へと続く白い一本道を駆け抜ける。

真っ白な砂浜と青い美ら(ちゅら)海。

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駆け出したくなるような風景だ。

真っ白だった腕も、一日で真っ赤に日焼けしてしまったけど、
それでも初夏のような陽気の中、汗びっしょりになって辿り着いた海は最高に良い気持ち。


ヌチグスイ④ ~ 花 ~

夏に咲く花や、南のほうに生息する植物に心惹かれる。

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それはきっと、色鮮やかで生命力に満ち溢れているからだと思う。


ヌチグスイ⑤ ~ 小浜島の風景 ~

NHKドラマ「ちゅらさん」のロケ地として有名な小浜島へも足を延ばした。

海のすぐ向こう側に見えるのは西表島。

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ざわわ~♪
と思わず口ずさんでしまうほど、見渡す限りサトウキビ畑のこの島。

原付バイクで島を一周。

どこを走っても道の突き当りは輝く青い海。

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風を切りながら、シュガーロードを颯爽と走り抜ける。
牛は見かけるけれど人はいない。

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バイクで走りながら大声で叫んでも、それに答えるのは牛の「モ~。」という鳴き声だけ。

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素朴な風景、素朴な生活、素朴な人々。

私達が都会で一生懸命求めているものって、本当に必要な物なのかな、なんてふと思った。
求めていると言うより、囚われているのかもね・・、なんて話をしながら。


ヌチグスイ⑥ ~ 音楽 ~

石垣島へ来たならやはり一度は沖縄民謡と三線が聴ける店に行っておきたい。

店の人も観光客も一体となって唄う、踊る。
見よ、この盛り上がりを。

「あーり(そーれ)、かんぱーい!」

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相方はこの日最後にみんなで歌った「オジー自慢のオリオンビール」が気に入ったらしく、
家に帰ってからもYou Tubeでずっと流して聴いている。

「オジー自慢のオリオンビール」 ~ BEGIN ~
https://www.youtube.com/watch?v=36NolVPEvTA


気が付くと家でも外出先でも2人してこれを口ずさんでいたりするのが怖い。
それと最近、どちらかがどちらかに都合の悪いことを言われた時、
「あ~り、かんぱーーいw」と言って逃げる、というのが流行っている・・・。


ヌチグスイ⑦ ~ 食 ~

石垣島は美味しい食べ物で溢れている。
それは島の食材が豊かだからなのだと実感した。

昨年映画にもなった、あの辺銀(ペンギン)食堂にもお邪魔することが出来た。

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言わずと知れた、あの石垣島ラー油を作った辺銀夫妻のお店だ。

この店では食材を選ぶ際の優先順位は野生や自生のもの → 「神様メイド」、
次は無農薬や低農薬のもの → 「ハルサー(畑人)メイド」とのこと。
「おいしい島時間」をゆっくりいただいてきた。

野菜の味が濃い!そうそう、本当の野菜ってこんな味だったよね、と言う感じ。
島野菜がたっぷり入った水餃子に、これまた島の恵みたっぷりのラー油をかけていただく。
車の運転があるのでノンアルコールビールと共に・・・。

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どんなに手の込んだ料理を時間かけて作っても、
新鮮でおいしい素材を使ったシンプルな料理には勝てないよな・・・、としみじみ。

そしてもちろん買いました。石垣島ラー油

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島の恵みたっぷり。美味しい島の味がする。
家に帰ってからもこのラー油を口にする度、島でのほっこりした愉しい時間を思い出す。

そして忘れられないもう一つの味が一休食堂の山羊そば(私は牛そば)。

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かなり臭いとクセがあるのだけど、島の人達はこれをお祝いなど特別な時に食べるそうだ。
スープに血を混ぜているようで、栄養たっぷり濃厚なお味。
私にはこれが効いたようで食べた後、力が湧いてきたのは絶対に気のせいではないはず。

地元の人が唯一、並んででも食べると言う明石食堂のソーキそばも印象的だった。
トロトロに煮込まれた大きなソーキが豪快に入っていて相方はかなり気に入ったようす。
私はシンプルな八重山そばにしたけどどちらも美味しかった。

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民謡酒場で歌っていた歌手のお兄さんにもここでバッタリ再会し、
がっちり握手を交わして今度は東京で会う約束をした。

そして今回宿泊したホテル日航八重山。
このホテルの朝食バイキングはすごい。題して島人シェフこだわりの朝ごはん(←詳細はクリック)
島で採れた新鮮な食材を使っており、作り手の真心が伝わるような料理の数々に毎朝感動。

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ゴーヤ&パイナップル、人参&バナナのジュースなど体に良さそうなものばかり。
そして採れたての野菜(特にレタス)ってこんなに肉厚で瑞々しいんだ!と知った。
ゆし豆腐の味噌汁や目の前でシェフが作ってくれるフレンチトーストなども美味しかったな。
今まで食べたホテルの朝食バイキングの中で断トツの1位!と言うくらい。

最終日の夜はホテル最上階にあるスカイラウンジ「カプリコン」で、
石垣島市街地の夜景を眺めながらゆったり過ごした(4時間もいた)。
ホテルのバーなんて本当なら緊張してしまうところだけど、雰囲気が温かく居心地が良かった。

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さて、ヌチグスイとは直訳すると「命薬」。

心の込もった美味しい手料理を口にした時、誰かの愛情や優しさを感じた時、
海や緑など自然を見て温かい気持ちになった時などに「ヌチグスイだね~」と使うそう。
(「命の薬になるね~」と。)

何がその人の命薬になるかは人それぞれだと思うけど、
私達は人や自然から毎日少しずつ命の薬を分けてもらい、生きているのかもしれない。

命薬をいつでも気軽に分けてもらえるような、自分も人に分け与えられるような、
そんな日々が送れたらそれが幸せと言うものかも。

この旅に出れるようになるまで長かった。
数か月寝ていただけで気力、体力、体重はこんなにまで落ちるものなのかと。
旅の途中で倒れはしないだろうか、と最初は不安だったけど、
島の温かさ、豊かな自然の恵みに触れ、自分でも目を見張るほど元気になっていった。
旅行初日と最終日では別人のようだったと思う。

家に帰ってきてから、あぁ、この旅は命の薬を分けてもらいにいく旅だったんだなと思った。
8年前に石垣島を訪れた時の何倍も色々なことを感じられた旅だった。

※石垣島旅行記番外編は下記をクリック↓↓↓



~ 番外編 ~

他にも心がほっこりした何気ない風景がいくつかあったのでまとめてみた。

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島の高校(@石垣島)。

通りがかったのは朝8時半。
授業開始のチャイムが鳴っているのにのんびり登校する生徒がチラホラ・・・。

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島のバー(@石垣島)。

裏道にひっそりとあって良い感じ。

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島の郵便局(@竹富島)。

屋根の上にはもちろんシーサー。

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島の自販機(@竹富島)。

何だか一息つきたくなる。

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島唯一のガソリンスタンド(@竹富島)。

のどか。

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ご出勤?(@竹富島)。

平日の朝9時半。出勤だよね。いいな。
都心の満員電車で死にもの狂いの通勤をしている者にとっては夢のような光景・・・。

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島では珍しい2階建てコンクリートの建物(@竹富島)。

現在竹富島は平屋以外の建物、赤瓦の屋根以外の建築は禁止なので逆に貴重。
2階はカフェになっている。

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可愛いくて若い女の子2人組(@竹富島コンドイビーチ)。

絵になる。

最後に食べ物番外編。
石垣島で一番人気があると言う?居酒屋「ひとし」へ行った。

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マグロ専門店と言うだけあって、近海でとれたマグロがとろけるように美味しいのはもちろん、
石垣牛の握り、ビントロの炙り握り、ネギまみれカツオ、ジーマミー豆腐などなど、
東京で食べたらみんな倍以上のお値段がしそうだけどどれも美味しかった。

普段2人で一番行かない店が「居酒屋」だけど、こんな居酒屋だったらまた行きたい。

目で癒やされ、舌で癒やされ、心で癒やされ、ほっこり良い旅でした。

おわり。


映画「ペンギン夫婦の作り方」主題歌「ヌチグスイ」
http://www.youtube.com/watch?v=FvGaK4EbKb0

(石垣島の美しい風景や、辺銀夫妻の作った美味しそうな料理も出てきます。)



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by gara_romance | 2013-03-02 23:31 | 日本
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