
世界遺産にも登録されている、カナダの
ノヴァ・スコシア州にある
ルーネンバーグという小さな港町を旅した時の写真です。当時は写真にもあまり興味が無く、これらはインスタントカメラで撮影したものなので、構図もピントもずれていますが雰囲気だけでも伝われば幸いです。
ルーネンバーグは人口2800人足らずの北の小さな田舎町です。ほとんどの住民がヨーロッパからの最初の移民の子孫なのだという。。昔からの生活を変わらずに営む穏やかな日常が其処にはありました。この地ではあまり見かけない、私のようなアジア系の人間にも地元の人達はすれ違いざまに「ごきげんいかが?」とニコニコ声をかけてくれ、汚い格好をして歩く貧乏旅行の私達にはそんな小さな交流がもの凄く嬉しかったりしたものです。。
ビクトリア様式の静かな街並みを散策していると、時間の流れの感覚が覆されるようで、セカセカと働いてばかりいる生活が何だか滑稽に思えてきてしまう。とにかく真っ青な空と、どこまでも穏やかな人と海は、忘れろと言われても忘れられるものではありません。。

↑オマケ。
私が住んでいたカナダのオンタリオ州ナイアガラでの写真です。夏季は夜9時過ぎまで空が明るかったので、仕事が終わった後に仲間とスポーツバーで盛り上がったり、公園でBBQしたり、街の至るところに点在していたワイナリー(ぶどう畑)に絵を描きにいったり、時にはトロントまで足を延ばし、メジャーリーグの試合を観戦したり(地元トロントの人達を敵にまわしながら、イチローも野茂も佐々木もしっかり応援してきました!)、とにかく一日がとてつもなく長く感じて、「退屈だぁ~」と時間を持て余すこともあったけれど、それはとても贅沢な時間だったのだと思います。
今でも私の中で息づく今とは異なる時間の流れ。。
いっそ消してしまった方が楽になるかもしれない。自分だけの問題ではなく守っていかなければならない現実と、いつまでも夢を追っていたい気持ちと、その狭間で揺れている・・・。
それでも消してなるものか、と今日も思う。
☆人気blogランキングへ☆