晴れた休日、見知らぬ家の軒先で、名も知らぬ花を目にしてふと立ち止まる。
そんな瞬間、ふわっと幸せな気持ちに包まれたりする。
それはきっと花がキレイだからとか、可愛いからというよりも、
小さな花に心を寄せることが出来たその瞬間の「ユトリ」に幸せを感じているのだと思う。
忙しかったり、心にユトリの無い時にどれだけ沢山のものを見過ごしているだろう。
古い町並みや木漏れ日、窓から差し込む光、木陰、そよ風、石畳、広い芝生、
他愛の無いお喋り、小道、波の音、空気の澄んだ朝、自分の部屋・・・、
あげたらキリがないけど幸せと感じるシーンは、案外日常にゴロゴロと転がっている。
もちろん生きていると良いことばかりでは無いし、良い状態の時ばかりでもない。
そして何より世の中は公平ではないし、世界中が平和なわけでもない。
だから1つの人生の中で、どれだけ幸せと感じられる瞬間に出逢えるか、
それが大切なんだと最近は思う。
このブログのタイトルには、そんな小さな想いと願いが込められている。
よく友人に「スケールのでかいタイトルだね」なんて言われてしまうけど、
実は私にとっての「世界」や「浪漫」は身近なものであればあるほど大きな意味を持っている。
小さなことに幸せを感じられることへ感謝しつつ・・・。
写真:奈良町にて撮影
奈良町
http://www.rurubu.com/book/article/domestic/20050922/index.asp
吉野葛 佐久良
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