<   2006年 05月 ( 12 )   > この月の画像一覧

イマジン ~IMAGINE~
NY、セントラルパークの一角に「IMAGINE」と刻まれた碑が地面に埋められている。
ジョン・レノンの死後、オノ・ヨーコさんが世界平和の願いを込めてNY市へ寄贈したもの。
今でもジョン・レノンの死を悼む人や、平和を願う人が訪れ後を絶たない。

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「IMAGINE」

たった一言だけれど、この言葉に込められた意味はとてつもなく大きいのだと思う。

私が初めてこの曲をまともに聴いたのは2001年9月のこと。
そう、あのNY多発テロ事件が起こったすぐ後だ。

当時私はアメリカNY州の国境まで徒歩数分のカナダに住んでいた。
NYのパワーと魅力にその頃すでに取りつかれていた私は、
マンハッタンがメチャメチャになってしまうのではないかとショックを受けたのを覚えている。
カナダも国境や空港が閉鎖され、軍人がウロウロする重苦しい雰囲気に包まれていた。

その頃アメリカでは、戦争反対を歌ったこの曲をTVやラジオで流すことを政府が規制した。
その噂を耳にして、初めてイマジンを「ちゃんと聞いてみたい」と思った。

現在2006年、結局戦争は起こってしまったけれど、その結果もたらされた現実・・・、
世界を巻き込んで沢山の犠牲者を出したけれど、それが一体何のためだったのか??
・・・分からない。

数年前、トルコ旅行中にアメリカ人の年配女性とお話しする機会があった。
チャイを飲みながら色々と他愛無い話をしていたのだけど彼女が急に真面目な顔になり、
「1つだけ答えてほしいことがあるの。ブッシュ大統領をどう思う?」と。
「ごめんなさい、好きじゃない」と答えると彼女はニッコリと笑い、
「私も嫌いよ。私だけじゃない、私の家族も友人もみんな彼のことが嫌い。彼は間違っている。
だからアメリカ人みんながこの戦争に賛成しているわけじゃないって、どうか覚えていてね」

ちょうど日本がイラクへ自衛隊派遣することを発表した時期だったので、
私は数人のトルコ人から「日本人はアメリカの味方をするのか」と問われることがあった。
そのことに少なからずショックを受けていたので、この女性の一言はとても印象に残った。
隣の席に座っていたトルコ人青年も「アメリカ人全員が悪い奴じゃないってことは知ってるさ」
と身を乗り出してきて私達3人は握手を交わした。

想像してごらん 国境なんて存在しない世界を
難しいことじゃない
そのために殺したり死ぬことなんてない
宗教も関係ない
想像してごらん すべての人々が
平和に暮らしていると

想像してごらん すべての人々が
この世界を分かち合っているのだと

僕のことを単なる夢想家だと言うかもしれない
でも 僕ひとりだけじゃないんだ
いつの日にか 君達も一緒になって

世界がひとつになってほしい

by Imagine ~John Lennon~


IMAGINE・・・、

何十年、何百年先になるか分からないけど未来の大人や子供たちがこの曲を耳にして、
「なんだ、こんな当たり前のことをわざわざ歌にして・・・」
と笑ってしまうくらい、平和な世の中が訪れればいいのに。
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by gara_romance | 2006-05-29 02:12 | 外国

世界で一番美しい広場
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トンネルを抜けるとそこは・・・、

「世界で一番美しい広場」と謳われるイタリアの「サンマルコ広場」だった。

水の都ベネチア中心部にあるこの広場は、ナポレオンも訪れその美しさを褒め称えたのだとか。
歴史を感じさせる寺院や由緒あるお店がこの広場を取り囲み、
今にもドレスで着飾った貴族達が馬車にでも乗って現れそうな雰囲気。

実はこれ、トンネルではなく大きなモダンオブジェだったのだけど、
古い広場とのアンバランスさが面白くてたくさん写真を撮ってしまった。

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んで、結局意味不明のオブジェに気を取られ、
世界的に有名なこの広場の写真はほとんど撮っていなかった。
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by gara_romance | 2006-05-26 01:06 | 外国

NYの写真家:ロッテ・ハンセン
f0038727_2339528.jpgニューヨークのSOHO地区に位置する Spring.st の路上でもう何年も写真を撮り続けるプロの女性カメラマンがいる。彼女の名前はロッテ・ハンセンさん。

アンティークのポラロイドカメラを使い、とても素敵なポートレートを撮ってくれるという噂は、前から少しだけ聞いていたれど、NY散策中に運良く彼女に遭遇した時は本当に胸が高鳴った。

路上に飾られている写真はモデルさんではなく、どれも一般の人たちを写したものばかり。その写真が訴えかけてくるパワーはまるで1枚1枚にその人たちの人生の物語まで写されているような迫力。

すべて同じ通りで撮影された写真なのに、その一瞬一瞬は決して同じではないのだ
と彼女の写真をみているとそう強く感じさせられる。「今」の「素」の自分が切り取られてしまうのだ。

彼女は20代前半に最愛の人を亡くし、その後人生の方向を見失ったことがあるそうだ。
しかし彼が好きだった写真を勉強しようと心に決め、厳しいカリキュラムをこなしたり、
ブルース・ウェバーという世界的に有名な写真家のアシスタントなどを経て今に至るという。

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彼女にたった$20で撮ってもらった写真は、宝物となって今でも私の部屋に飾ってある。

このブログの右上の写真、NYでロッテ・ハンセンさんに撮って頂いた写真が元になっている。
これからNYへ行く度に、できれば「その時の素の私」を撮ってもらいたい。
歳を重ねていく自分の姿が味わい深いものであるように、
彼女の前では嘘がつけないから私も頑張らなくては!と写真を見るたびに勇気が沸いてくる。


参考サイト
http://www.nyniche.com/style/art/11_index_msg.html
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by gara_romance | 2006-05-23 01:04 | お気に入り

箱根旧街道
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箱根旧街道の杉並木。
かつては江戸と京都を結ぶ、東海道五十三次の旅人の通り路だったところ。
江戸時代、徳川幕府が旅人に木陰を与えようとこの街道に杉を植えたのが始まりだそうだ。

今日は真夏日で大変暑い1日だったけど、この杉並木に入ったとたんひんやり。
爽やかな風と緑の香りにかつての旅人も心癒されるひと時だったのではないかと実感した。

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そんな旅人への思いやりに溢れた街道は、当時を偲ばせる細い曲がりくねった路で、
樹齢370年とも言われる苔生した大木とともに情緒溢れる風景となって今も人々を癒している。

この先は天下の箱根関所
そう考えると、旅人の色々な思いが交錯した場所でもあったのだろうな。

今日はいとこの子供と一緒に関所破りへ出かけた・・・。
もちろん現代では通行手形も必要なく、はしゃぎながらこの杉並木を駆け抜けたのだけど。。

時代は移り変わるもの・・・。
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by gara_romance | 2006-05-21 23:42 | 日本

究極のおめざ
6日前のこと、誕生日の朝に小包が届いた。

公私共々お世話になっている会社の先輩からだった。
誕生日を覚えててもらえただけで嬉しいのにこんなに素敵なプレゼントまで!

さっそく1つ、2つ・・・、んまい!!
今まで食べた生チョコの中でダントツの一位。

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この生チョコは福島県にある洋菓子店ふたば茶亭のもの。
パティシエさんが1つ1つ丁寧に作られている逸品なのだとか。

職人さんのこだわりというのは、たとえ作っているところを見なくとも、
お菓子でも工芸品でも手に取れば相手に伝わるものなんだなと思った。
言葉巧みな人は世の中にたくさんいるかも知れないけど、
何も言わずとも人に訴えかけてくるものを持っている人というのは心から尊敬してしまう。

というわけで、この1週間、こんな贅沢な「おめざ」で朝が始まる♪
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by gara_romance | 2006-05-20 00:19 | グルメ

アスペンドスにみる古代
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地中海に面したトルコの港町、アンタルヤから約47kmほど離れたアスペンドスには、
世界で最も保存状態が良いと言われる古代円形劇場がほぼ完全な形で残されている。

トルコの中でどうしても訪れたい場所の1つだったけど、公共の交通手段などはなく、
またオフシーズンだったためツアーすら出ていなくて一瞬途方に暮れた。

しかし、ここまで来て諦めるわけにはいかないのだ!

ツアー会社の窓口にいた暇そうなお兄ちゃんに、「ど~してもアスペンドスに行きたい!!」
と相談を持ちかけると、「う~ん、明日ならいいけど、いくら出せるの?」との答え。
ここまできたらこっちのもの♪「$20」、「OK」と簡単に交渉成立。

運転手さんには車の中で待っててもらい、誰もいない古代劇場や周辺の遺跡を一人で散策。
数千年の歴史がある劇場の観客席に一人座っていると、どこからか音楽や歓声、
拍手喝采など聞こえてきそうな錯覚にとらわれる。

この劇場では今でも毎年夏にオペラやバレエなどの野外イベントが開催されているそうだ。
それって、すごく素敵でロマンチックなことだと思う。

劇場の周辺はその昔、キャラバンサライ(隊商宿)として街が栄えていたので、
競技場跡や音楽堂跡など、柱や道が僅かに残されていて想像力が掻き立てられる。
そんな原野にそびえる遺跡の柱から野良犬がひょっこり顔を出した時には、
古代から迷い込んだ犬なのかと混乱してしまうほど、今を感じさせる物が見渡す限り何もない。

大きな街から車で1時間も離れていない場所だけど、
たった$20で古代にタイムスリップしてきたかのような充実感が味わえた。
これが、観光客で賑わっているシーズンだったらまた違ったのかもしれないけれど、
鳥の鳴声と風の音以外何も聞こえない中に一人佇んでいると、
古代の街の賑わいや人々の日常がまだそこに息づいている様な気さえしてくる。
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by gara_romance | 2006-05-16 23:46 | 外国

東京下町の風景
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台東区東上野の路地裏風景。
昭和な景色に思わず立ち止まってしまうのは、私が昭和生まれだからだろうか。。

先日、巣鴨のときわ食堂で友達とご飯を食べている時、
座敷の後ろに座っていたお爺さんがこんなことを言っているのが耳に入ってきた。

「戦前の日本は足りない物資を、有り余る豊かな精神で補おうとしていた。
今の日本は足りない精神を、有り余る物資で補おうとしている」


思わず箸の手が止まり、友達と顔を見合わせ「ふむふむ」と頷いてしまった・・・。

こんなに街が整備されても、豪華なビルやタワーマンションが立ち並んでも、金持ちが増えても、
本当の豊かさはもしかしたらもっと違うところにあるのではないかと思う今日この頃。
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by gara_romance | 2006-05-09 00:31 | 日本

華鬘草(ケマンソウ)
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野東照宮ぼたん苑にて。

こんなに愛らしい花が牡丹の陰に隠れ、ひっそりと咲いていた。

ハートだ・・・。
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by gara_romance | 2006-05-08 00:11 | 自然

我を極めし牡丹かな

連休中、静岡から遊びに来た友人と上野公園をブラブラしていると、
上野東照宮ぼたん苑という名の渋い庭園が目の前に・・・。

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春牡丹が咲き誇っていて、その艶やかな美しさに見惚れてしまった。

自然が創り出した色やフォルムの美しさは何にも勝るなと、牡丹を見ながら改めて思う。
人工的にはなかなか表現できない繊細なその姿や色調は人々の心を捉える。

一句みつけた・・・、

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「気負わずに我を極めし牡丹かな」
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by gara_romance | 2006-05-07 02:07 | 自然

画狂人:葛飾北斎

f0038727_17552466.jpg江戸時代後期、人生50年と言われていた時代、75歳の葛飾北斎が記した言葉。

「私は6歳から物の形を写す癖があり、今まで様々な画図を描いてきたが、70歳までの画は取るに足らないものばかり。73歳でようやく生き物の骨格や草木の出生を悟った。90歳で奥義を極め、100歳で神の業に達する。110歳になったら、まるで生きているかのような絵を描けることだろう。この言葉が嘘でないことを証明してみせる、どうか長生きさせ賜え。」

この情熱と貧欲さが北斎の絵の「迫力」に繋がっているのかもしれない。言葉通り、その後「富嶽三十六景」などに代表される木版や浮世絵の世界からは遠のき、晩年製作された多くの肉筆画はまるで魔物やら仏やらが潜んでいそうな妖艶な生々しささえある。

生涯93回も引越しをし、30以上の画号を持ち、90歳まで絵を描くことだけに情熱を注いだ北斎は変わり者だったことでも有名だけど、そんな北斎の作品と生き方に心惹かれ、失礼だけど私の中で「カッコいいお爺ちゃん」といえば「北斎」をまず連想してしまうほど。

←浅草4丁目の誓教寺にある北斎の墓。
ひっそりとした下町の路地にある小さなお寺だ。
墓標には「画狂老人卍墓」とある。
自らを「画狂人」と称した北斎の、最後の画号がこれ。
どこまでカッコいいんだ、この人は。

そして最期に北斎は「せめてもう10年、いや、あと5年でもいい、生きることができたら私は本当の絵を描くことができるのに」と嘆いたという。

これだけの名作を数多く残し(その数2万点とも言われている)、晩年まで旅を続け、日本国内にとどまらず欧米でも絶賛され、そして90歳まで生きたのに、まだ本物の絵を描いていないと。
きっと北斎は自分自身の人生に確固たる使命と、浪漫を持ち続けていたのだろうな。
人々から絶賛されても、あっさりその画号を捨て、次々と新しい画風を追い求めていることからも分かるように、彼にとっては賛辞や安定した生活など二の次で、いつも自分自身に挑戦を挑み、進化することだけを望んで人生を歩んできたのだろう。
そして、その凄い信念が何世紀後も変わらず人々に感動を与える。
考えれば考えるほど物凄い爺さんだ。

人は何歳になっても成長していけるものなのだと、北斎はその生涯をかけた作品を通して今も私達に教えてくれているような気がする。

これからもたまにお墓に花を手向けに行きたい。
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by gara_romance | 2006-05-06 22:03 | お気に入り


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